ホーム  プロフィール  ギャラリー  今日の一曲  ひとり言  リンク  更新履歴  掲示板



[クラシック編]

[ジャズ編]


2004年

今日の一曲 女性ヴォーカル編(2003年)


 

 

 

 

 

 

 

2003/12/13

 

Diana Krall

Love Scenes

 

 

MVCI-24004(IMP-235)

 

 

 

 

 

 

 

cover

ダイアナ・クラールは3枚のCDを持っているが、この「ラヴ・シーズンズ」が一番好きだ。そもそもちょっと太めの声は苦手なうえに、デビュー・アルバム「ステッピング・アウト」や「オンリー・トラスト・アウト」では、歌い方が何となくぶっきら棒に感じてしまう。どちらかと言うとこれら2枚はピアノの方をメインに聴いてしまうのだが、このレコードの解説にも同じようなことが書いてあった。このレコードではピアノよりもヴォーカルの比重が大きい。本当に歌いこんでいるという感じだ。1曲目の「ALL OR NOTHING AT ALL」からその違いにハッとしてしまう。声の質もほとんど気にならないほどだ。彼女は大柄で美形という評価が多い。TVで一瞬演奏の様子をみたことがあるがどちらかと言うと私の好みではない。といっても、ジャケットはどれも可愛く写っているから、声を聴いてちょっとイメージとのギャップを感じることも事実だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/12/6

 

Peggy Lee

1948

 

 

RJL-3117(HSR-220)

 

 

 

 

 

 

 

cover

ペギー・リーの「ブラック・コーヒ」が苦手である。といっても嫌いではないのだが、けだるい感じが今ひとつ波長が合わない感じなのである。本レコードはタイトルが示すように1948の録音である。私もまだ生まれていない時代だ。ラジオ番組用に録音したものをアルバム化したもので、モノラルではあるが音質はまずまずである。ビッグバンドをバックにこのレコードで、ペギーは実に明るくはつらつとした歌い方をしている。スタンダード曲が中心だが、特にA面4曲目「美しき朝」はなんと爽やかな曲だろう。少しハスキーな彼女の声がぴったりだ。B面最後の曲「思いのまま」もとても良い感じで気に入っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/11/26

 

Stacey Kent

Dreamsville

 

 

KING KICJ 422

 

 

 

 

 

 

 

cover

バラードのスタンダード集であるが、実はファンからのリクエストをベースに作られたものである。「水玉模様と月光」「Little Girl Blue」「コートに菫を」など好きな曲がいろいろ収録されている。唯一「Hushabye Mountain」だけはステイシー・ケントの姉妹からのリクエストによるものだそうだ。この曲、聴いた途端、何故かぐっと心にこみ上げて来るものがある。声の質は一瞬ジョニー・ソマーズのようなイメージも感じた(ネットで見てみるとやはり同じように感じた人がいたようだが)、彼女よりはずっと癖が無くてあっさりした感じだ。どの曲も安らぎのあるやさしい声で切々と歌い上げてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/11/18

 

Petura Clark

IN OTHER WORDS

 

 

NORMA NLP5505

 

 

 

with theKenny Powell Trio

 

 

 

 

cover

ペトゥラ・クラークは「恋のダウン・タウン」や「天使の囁き」などポップス界ではかなり知られている歌手だが、その実、シャンソン歌手やソングライター、俳優といった実に多彩な顔を持っているそうだ。そして、ダウンタウンの大ヒットの前に4枚のジャズLPを作成しているとのこと。そのうちの1枚が本レコードだ。声の質は実にキュート、普段着の娘さんといった感じである。ポップス歌手としてオーケストラをバックにホールで歌ったライブのレコードも持っているが全くイメージが違う。ジャズのコンボをバックに軽快にスウィングする歌い方は肩肘張らないリラックス感があり、緊張をときほぐしてくれるかのようだ。A面3曲目「サンタフェア鉄道」で、いろんな声色を使ってくれるのがまた楽しい。B面2曲目の「I Get Along」は中でもジャジーで、この曲が始まるとハッとしてしまう。ただ、A面8曲目の「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン IN OTHER WORDS」だけは、何となくすぐ落っこちてしまいそうなゴリゴリした感じで、いただけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/11/7

 

Jaye P. Morgan

slow & easy

 

 

E3774
 (Verve POJJ-1577)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J.P.モーガンのレコードはこの1枚しか持っていないが、解説によると、このレコードが最も落ち着いた歌い方をしているらしい。他は聴いていないがこれにして良かったと思う。女性らしい優しさでしかしながらしっかりと歌いこんでくれる。"You'd be so nice to come home to"以外は私にはあまりなじみのない曲だが、どこかで聴いたような感じの曲ばかりだ。しかもどれも同じような雰囲気ですんなりと耳に入ってくる。安らぎを与えてくれる歌だ。バックのオーケストラもジャジーな伴奏でなかなかいい。ジャケットでは、彼女がハンモックに横たわって、頭をハンモックから下に下げてこちらに微笑んでいる。全体的に落ち着いたバランスで綺麗なジャケットだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/10/22

 

Joyce Collins Quartet

MOMENT TO MOMENT

 

 

DISCOVERY RECORDS
 DS-828

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

れはれっきとしたジャズピアノのレコードであるが、曲の半分くらいはジョイス・コリンズのヴォーカルが入っている。演奏よりも彼女の歌の方が印象が強く、敢えて女性ヴォーカル編の方に入れることにした。また、このレコードはトランペットのジャック・シェルダンが加わったカルテットとなっているが、甘いメロディでムードは確かにあるものの、ちょっとトランペットの音色が合わなくて好きではない。A面1曲目にタイトル曲を持ってきているが、やはりこの曲が1番良い。これはヘンリー・マンシーニの曲である。しっとりとした大人の憂いを感じる一品だ。B面2曲目は「I Get Alog Without You Very Well」に、彼女がジェリ・サザンに依頼して書いてもらった「Somethin I Meant To Tel You」という曲が絡み合って、絶妙な味わいを出している。ジャケットは彼女がピアノに肘を掛けて座っている写真。良いのだが回りの黄色い額縁が広すぎてやや興醒めしてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/10/6

 

Astrud Gilberto

The Best of
 Astrud Gilberto

 

 

SMV-2001

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも若いころ買ったベスト盤、それこそレコードが擦り切れるくらい聴いたものだ。アストラッド(アストルードが本当らしいが)・ジルベルトという名前を知っているだけで何となく粋な感じがしたものだ。音楽雑誌の写真を見て何となく憧れてしまった面もあるのだが。「イパネマの娘」はスタン・ゲッツとのコンビで大ヒットしたものだが、やはりゲッツは脇役。アストラッドの素人っぽい歌い方がかえって新鮮さを増していた。このアルバム、嫌いな曲が一つもないくらいの愛聴盤である。「いそしぎ」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「おいしい水」「お馬鹿さん」「黒いオルフェ」「瞑想」など、一曲一曲が懐かしい思い出の曲である。レコードがかなり痛んだと思って買いなおしも考えたし、事実CDでも買っては見たものの、最後はこのLPに戻ってしまう。カートリッジを変えると、今まで音が割れていたような箇所もしっかり再生してくれるのだ。音質は昔と同じ、多少スクラッチは入るが、今でもりっぱに現役として通用している。当時凝っていた風景写真のスライドをプロジェクターで見ながらBGMとしても使っていた。だからこのレコードをかけると、その時見ていた写真の映像も蘇ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/9/6

 

Nancy Sinatra

Gold Deluxe

 

 

RCA-8057~58

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若い頃は、経費節約のため結構デラックス盤を買ったものだ。もっともこういったレコードは今はあまり流行らないようだが。このレコードもその一つ。ナンシー・シナトラはご存知のようにフランク・シナトラのお嬢さんだが、デビュー当時は「苺の片思い」とか「りんごのため息」とか、残響を効かせた可愛い系のレコードで売り出していた。ところが、「ブーツ(憎い貴方)」が大ヒットしたときはそんな殻を脱ぎ捨てて、まさにスッピンのハードな声に大変身した。この曲自体、私はあまり好きではないのだが、この2枚組みのアルバムに収録されているスタンダード曲はそれは素晴らしいものばかりだ。情緒たっぷりに歌う「いそしぎ」や「As Tears Go By」、「The End」、「Let It Be Me」、軽快なリズムの「On Broadway」や「So Long Babe」、「The More I See You」など、すべて完全に彼女の歌になりきっている。ステレオの作りが雑で、右に伴奏・左にヴォーカルの完全分離型ではあるが、そんなことはどうでもよくなるくらい魅力たっぷりのレコードである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/6/30

 

June Hutton

Afterglow

 

 

Capitol EMS 1184

 

 

 

Axel Stordahl

 

 

 

 

 

cover

このところ忙しくてゆっくり音楽を聴く時間がとれないが、就寝前の小一時間ばかり、ぽっと時間ができたので、先日買って一回聴いたまま放置しておいたこのレコードをかけてみた。元来、こういったマシュマロ的な甘さのヴォーカルは苦手なのだが、深夜に小音量で聴くと、確かにヒーリング効果はある。ジャケットにはバックの楽団リーダが併記されているが、ご主人だからだそうだ。コーラスの男性ヴォーカルもご主人が歌っているらしい。B面に入ってうとうと聴いていると、突然ジャジーな演奏が始まり、目が覚めた。私の好きな”Taking A Chance On Love”である。なかなか好い。B面ではもう一曲“My Baby Just Cares For Me“もジャズ・ヴォーカルとして十分聴ける。最後の”Dream A Little Dream Of Me”は静かなバラードだが、何故かこの曲が一番印象に残った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/6/4

 

Lana Cantrell

SINGS STANDARD

 

 

RCA  BVCJ-2036

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラナ・カントレルはオーストラリア出身のポップス系歌手で60年代に活躍したとのことであるが、60年代ポップスを盛んに聴いていたはずなのに全く知らなかった。スタンダード曲が多いので、ヒットチャートにはあまり登場しなかったのだろう。スタンダード曲中心のこのCDも当時の復刻版である。彼女のレコードは何枚かある。声楽を学んだというせいであろう、歌唱力は抜群であるが、熱唱のあまり多少うるさく聞こえることもある。そんな中でこのレコードは最も洗練された一枚だと思う。“星に願いを”、“ディープ・パープル”、“マイ・ウエィ”など聴き応えがある。黒っぽいバックの中の彼女のセミヌードのジャケットが印象的だ。(決してジャケ買いではありません)数年前に東京町田のレコード店でこのレコードを見つけて以来、レコード店から全く姿を消してしまっているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/5/29

 

June Christy

SOMETHING COOL

 

 

Capitol ECJ-50060

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

ジューン・クリスティのレコードは今のところこれ1枚のみである。そしてこのアルバムの中の「朝日のようにさわやかに」、この1曲だけを好んで聴いている。曲そのものも好きだが、このジューン・クリスティが歌うこの曲が大好きなのだ。他に「IT COULD HAPPN TO YOU」や「I’LL TAKE ROMACE」など気に入った曲もあるが、その他はあまり好みではない。同じスタンケントン楽団出身のクリス・コナーと歌い回しが似ているようでもあるが、彼女の方がかっちりとした歌い方だ。ジャケットは緑系のモノトーンのものでアイスの入ったロング・ドリンクがこのアルバム全体のイメージを物語っている。同じ図柄でもう少しカラフルなジャケットもあるようだが私はこちらの方が好きだ。それにしてもバックのビート・ルゴロ楽団、メンバーの何と豪華なことか。(ショーティ・ロジャース、コンテ・カンドリ、ボブ・クーパー、バド・シャンク、ラス・フリーマン、シェリー・マン、・・・・・・・・・)ジャケットの表に描いてある曲順と中身が違うのは東芝EMIからの再販によるものか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/5/9

 

Teddi King

LOVERS & LOSERS

 

 

AUDiOPHiLE  AP 117

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

好天が続いた後の雨模様の夜更けは何となくしんみりとした気分になってしまう。それで、テディ・キングを聴きたくなった。バックはビッグバンドではなく、ジャズのコンボが似合う。ということで取り出したのがこのレコード。ピアノ・トリオをバックに、艶のある声と決して声を張り上げない歌い方が好きだ。私にはあまり馴染みに無い曲が多いが、大好きな”BEWITCHED”が入っているのが嬉しい。ジャケットの解説は、何とマリアン・マクパートランドが書いているのだ。今頃気が付いた。表のジャケットはテディ・キングの絵が描かれているがかなり老けた感じの描写だ。亡くなったのが48歳でその1年前のレコーディングだから、もう少し若々しく描いてくれてもいいのに。でもさすが、ベテランの境地に達した枯れた歌い方である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/5/8

 

Nara Leao

DES ANOS DEPOIS

 

 

UICY-9145

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

ナラ・レオンを知ったのはつい最近、メルフレからの情報である。ボサノバと言えば、ゲッツ/ジルベルトやセルジオメンデス以降ほとんど聴いていなかった。最近では小野リサを聴いたくらいか。このレコードを聴いてその素晴らしさに驚いた。そして解説やネットの情報でさらに驚くこととなってしまった。なんと、ボサノバ創世記のミュージシャンが彼女のマンションに集まっていたこと。ジョアンとアストラッドを引き合わせたのが彼女であることなど。病気で亡くなってしまったとのことだが、彼女の歌にボサノバ・ヴォーカルの原点を見たような気がする。ジョビンの曲を中心にスタンダートが集められているが、特に気に入っているのはエストラーダ・ド・ソル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/4/25

 

Helen Merrill

WITH STRINGS

 

 

EmArcy  PHCE-4215

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

ヘレン・メリルはクリフォード・ブラウンと共演したレコードが最も有名だと思うが、このレコードもそれに劣らず広く親しまれているのではないだろうか。私の愛聴番の一つである。あまり聴き過ぎて飽きてしまうのが怖くて、聴きたい時でもぐっと我慢してしまうことがある。情感に溢れた歌い方はさすがニューヨークのため息と言われる所以である。この中でも好きなのが”Beautiful Love””When I fall in love”、特に後者はこのヘレン・メリル盤が最も気に入っている。高い椅子に座って静かに目を閉じたジャケット、白黒だが素晴らしい。この大きな写真が欲しくてアナログ盤(復刻盤)も買ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/4/15

 

Helen Forrest

Voice of the name bands

 

 

Capitol  T704(TJJ-590)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久し振りに聴く女性ジャズ・ボーカル、東芝EMIからの復刻版である。タイトルが示すように、ヘレン・フォレストはいろいろなビッグバンドに所属し、ヒット曲を出し続けたという。そしてこのアルバムはその集大成になる。A5曲目”I LOVE YOU MUCH TOO MUCH”、切々とした歌いかたにしみじみと聴き入ってしまう。この曲はジョニ・ジェイムス盤も併せて好きだ。ちょっと感傷的になった後は”TAKING A CHANCE ON LOVE”で少し浮いた気分になる。声の質がちょっと暗めだから、明るい曲を歌ってくれた方が丁度良いバランスかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/4/1

 

Judy Collins

Judith

 

 

electra   P-1001SE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

ジュディ・コリンズはジョニ・ミッチェルやジョーン・バエズと並ぶ女性フォークシンガーだが、彼女たちほどあまり知られていないのではないか。どちらかと言うとプロテストソングよりもポップス系に近い。デビューはピアニストとして13歳の時にモーツァルトの協奏曲を弾いたそうである。’68年にはグラミー賞を受賞、聖歌”Amazing Grace”はミリオンセラーを記録したとのこと。つい最近買ったCDにその曲が入っていた。本LP3年間のブランクの後のカンバックアルバムである。ポップス、ロック、カントリーなどレパートリーの幅をぐんと広げている。彼女のレコードは数枚あるが、このレコードが一番好きだ。A5曲目のピアノの弾き語りデユークに捧げる歌B面1曲目のローリング・ストーンズのナンバー地の塩B2曲目せめて10セントが特に素晴らしい。透き通るような声、哀愁を帯びた歌唱、タイトルの日本語訳は「ジュディの宝物」となっているが、私の宝物でもある。ジャッケットに写る彼女のポートレートもこのレコードが一番美しく感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/3/15

 

Chet Baker

SINGS

 

 

PACIFIC JAZZ (PJ-1222)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

何も知らないで初めてこのレコードを聴く人は、この声が女性だと勘違いする人が多いに違いない。それほどチェット・ベイカーの声はハスキーな白人女性の声に聞こえるのである。だから、私はこのレコードを女性ボーカルの延長として聴くことにしている。勿論、彼のトランペットの演奏も聴けるからりっぱなジャズのレコードなのだが、敢えて女性ヴォーカル編に入れることにした。曲は“That old feeling”, “My funny valentine”, “The thrill is gone”など、スタンダードな曲が中心。彼のヴォーカルが聴けるレコードとして、もう一枚「sings and plays」というレコードもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/3/7

 

Carole King

Tapestry

 

 

A&M    ODE AML-96

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

久し振りに手にとって懐かしく感じた。今の時代のようにシンガー・ソングライターが多くなかったころ、それ自体で何か尊敬してしまうそんな歌手だった。タイトル曲のタペストリー、いつ聴いてもいい曲である。人と人との織り成す模様を、人生のつづれ織りに例えて歌っている。B面はこの曲をはじめ、”You’ve got a friend””Will you love me tomorrow?””A natural woman”といった名曲がいっぱいだ。歳をとるにつれててしみじみとした感情が深まってくるような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/2/27

 

Chick Corea

light as a feather

 

 

Polydor   MP 2304

 

 

 

Flora Purim(vo)

 

 

 

 

 

cover

「アランフェス協奏曲」の主題を使ったスペインで有名なレコードだが、A面の3曲をフローラ・プリムのヴォーカル・アルバムとして聴いている。return to forever が全盛のころよく聴いたものだ。今、聴きたいのは彼女の歌声だけ。有り余る情熱を秘めて、しかしながらクールに徹した歌い方になんとも言えない魅力がある。チック・コリアのエレクトリックな音がやや鬱陶しいが、時折現れるテナーのアコースティックなサウンドにほっとする。もう一枚フローラ・プリムを、と思って買った「EverydayEverynight」、ああこれは駄目だ。もろに暑いブラジルのサウンドが前面的に出ていて受け付ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/2/25

 

Julie London

All Through The Night

 

 

JASMINE  JAS 308

 

 

 

 

 

 

 

        or JAS CD 308

 

cover

コール・ポーターの作品集である。バックはバド・シャンク・クィンテットで、ピアノがラス・フリーマン、ギターにジョー・パスが参加している。クールな低音が非常にセクシーで、大きな声になると凄みすら感じられる。一曲目の”I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN”, 3曲目の”GET OUT OF TOWN”, 5曲目の”SO IN LOVE”が印象深い。実は彼女のアルバムはこれ一枚きりしか持っていない。他の曲を聴いたことがあるが、これほどのものは経験がない。だから他のを買うのがちょっと怖いのである。鉄の螺旋階段の細い手すりにもたれかかるジュリー・ロンドンのジャケットは、これまた中身にぴったりのセクシーな姿。惜しむらくは、CDLPもジャスミンからの復刻版。Libertyの原盤を手に入れたいものだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/2/18

 

Ann Murray

Where do you go when you dream

 

 

東芝EMI     ECS-91020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナダの歌う恋人と言われるアン・マレー、彼女のレコードを1枚だけ持っている。ジャケットの表側は天使、裏側は魔女(ちょっと趣味が悪い)。アルト歌手といえば、カレン・カーペンターが一番好きなのだが、彼女の声はもっと低い。どの曲も淡々とした歌い方だが、疲れた心には安らぎを与えてくれる。グラミー賞の対象になったという「踊りましょうよ」が入っているが、最後のデイ・ドリーム・ビリーバーが好い。この曲はモンキーズで’67年にヒットし、’80年秋にはCFにも使われているそうだ。もとキングストン・トリオのメンバー、ジョン・スチュアートの作で、彼自身も歌っている。どの歌手が歌ってもいい曲だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/2/15

 

Janet Blair

FLAME OUT!

 

 

DICO    D-1301

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炎のジャケットが印象的である。A面一曲目の”GET OUT OF TOWN”はバックがジャズのコンボ、二曲目の枯葉はストリングスがバック、以降曲にあわせたアレンジはLOU BUSCHという方である。しゃがれ声でも太い声でもなく、かといって透き通るような、あるいは艶のあるといった声でもない。それほど珍しい声でもないから表現が難しいが、とにかく私にとっては聞き易い声だ。B面一曲目の”DON’T EXPLAIN”、ヘレン・メリルのこってりしたイメージがあったので、あっさりとさりげなく歌ったのには驚いた。ずっと飽きずに聴いていけるレコードだという気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/2/10

 

Joni James

My Favorite Things

 

 

DIW-394   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cover

リチャード・ロジャース作品集を集めたレコードのCD復刻版である。(原盤のレコード番号はMGM(S)E4200とのこと) ポール・スミスがアレンジとバックに参加しており、全体を通して美しいメロディで埋め尽くされている。特にこの中では春の如く(It Might As Well Be Spring)”が好きだ。ジュリー・アンドリュースではあまりにも軽やかでもう春になってしまったような感じだし、ダイアナ・トラスクはスローで甘すぎる。ジョニ・ジェイムスの落ち着いた歌い方とポール・スミスの奏でるピアノの調べで幸せな気分に浸ることができる。春が待ち遠しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003/2/8

 

Pinky Winters

Lonely One

 

 

CREATIVE    ALP 604

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このレコードの一曲目、タイトル曲の「Lonely One」ですっかり女性ヴォーカルにはまってしまった。「水玉模様と月光」や「Easy Living」など、スタンダード曲が目白押し。クリス・コナーのような歌いまわしだが、声の質はずっと淡白な感じがする。何故かCDでの復刻版がない。今、CD-Rに落として聴いている。ジャケットがまた風情があって素晴らしい。

 

クラシック編    ジャズ編