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今日の一曲 女性ヴォーカル編(2004年)


 

 

 

 

2004/10/5

Judee Sill Crayon Angels

 

ASYLUM AMCY-6064

 

 

 

 

 

 

 

クレヨンから何故かコスモスを連想してしまって、その逆に秋になるとこの曲が懐かしくなるのである。ジュディ・シルを初めて聴いたのは大学生のころ、FMのポピュラー番組でのことだった。何気なくエアチェックをしていて「クレヨンの天使」もカセットテープに録音されたのだが、アコースティクギーターをベースにフォーク調に歌うこの曲にすっかり魅せられてしまった。その後レコードは買わなかった。カセットデッキの出始めのころでもあり、テープに収録されればレコードは必要が無いという固定観念があった。しかしながらカセットテープというものはやはり劣化するものである。それに気が付いてレコードを探し始めた時にはもうレコード店からは消えていた。MDの出始めのころ何とか今の状態を維持すべくMDにコピーして聴き続けていたのだが1999年になってCDとして復刻されたのだ。通販でこのCDを見つけたときは嬉しかった。歌詞も付いている。翻訳してみたが詩のセンスのない私には難解であった。楽しいメルヘンの世界ではなくどこか暗い影を落としているような感じだ。。アルコール中毒の両親のもとで荒んだ生活をおくり、兄の死によって薬物中毒に陥った彼女だが、シンガー・ソングライターとして脚光を浴び70年代前半は演奏活動を行うも、79年には薬物のオーバードーズで亡くなったとのことである。

 

 

 

 

2004/9/8

Carol Bruce thrill to the fabulous

 

TOPS L1574

 

 

 

 

 

 

 

キャロル・ブルースを初めて聴いた。まさに名前のとおりオーソドックスにブルースを歌っている。妙にひねったようなところが無く実にストレートな歌い方だ。適度に太めの声が耳あたりよく響く。私の好きな「CAN'NT HELP LOVIN' DAT MAN」が入っている。ポール・スミスのピアノ・トリオのような甘さではないが、これも適度にふんわりと包み込むような甘さだ。バックにはTonny Mottola(g)やBuddy Weed(p)らが参加していてこれもまた良し。片面の終わりで針が行きつ戻りつするから紛れも無い原盤だが、1950年代中期のものとは思えないくらい盤の状態が良い。TOPSという聞きなれないレーベルだが録音も良い。ジャケットは少し斜め下から彼女が微笑んでいる写真だ。見ただけではとてもブルース歌手とは思えないようなアンバランスな笑顔だ。

 

 

 

 

2004/8/4

Lee Wiley NIGHT IN MANHATTAN

 

COLUMBIA JCL 656

 

 

 

 

 

 

 

cover

久しぶりにリー・ワイリーを聴く。ボビー・ハケットのノスタルジックなトランペットとともに、これまたノスタルジックなリー・ワイリーの歌声が聞こえてくる。1950年代のマンハッタンの雰囲気など知るよしもないが、流れてくるメロディとこの素晴らしいモノクロ映画のようなジャケットで、恐らくその当時の人が感じたと同じ雰囲気に脳内が満たされているのだろう。「Manhattan」をはじめどの曲も聴いていて心地よい。「How Deep Is the Ocean」がこんなにすんなりと入ってくることも私にとっては珍しいことだ。

 

 

 

 

2004/6/16

Helen Ward It's Been So Long

 

COLUMBIA CL 6271

 

 

 

 

 

 

 

NHKで「地球時間 ジャズ」という連載番組をやっていたことがある。どこかでヘレン・ウァードが出てこないかと期待しながら見ていたものだ。ほんの一瞬だがスチール写真が現れた。楽団全体の中で小さく写っているものと、それを拡大したもの。本当は歌っている姿を見たかったのだが・・・。実は私の持っているこのレコードは海賊版である。通販で購入するときにはっきりそう言われた。評論家の某氏も海賊版しか持っていないと本に書いている。相当レアなのだろう。今日ヤフオクを見ていて同じジャケットのEP番が出品されていた。ジャケットの片隅にはEXTENDED PLAYと書いてある。初めてEPの意味がわかった。LPの中の4曲が入っている。ジャッケトの色合を見ると本物のようだ。思い出したように、久しぶりにこのレコードを取り出してかけて見た。昔のラジオのような音がする。しかし、流れてくるメロディはどれも聴かせてくれる歌ばかりだ。タイトル曲をはじめ、「Your Mine」,「Same Old Moon」などまさにジャズ・ヴォーカルの醍醐味がそこにはある。バックのオーケストラが何とあの「夏の日の恋」で有名なバーシー・フェイス楽団なのだ。ムード音楽の大御所はジャズもやってたんだ、と思うと何だか感慨深くなってくる。

 

 

 

 

2004/6/2

Helen Forrest Now and Forever

 

STASH ST-225

 

 

 

 

 

 

 

ヘレン・フォレストの1983年の録音である。彼女が60代半ばになるころだろう。声に多少艶は無くなってはいるが、その独特の歌唱は変わらず幾分マイルドになった感じで聴きやすい。長年探していたレコードだがつい先日漸くヤフオクで見つけることができた。ジャケットは白黒でコントラストが強く粒子も粗めだが彼女がいい顔で写っている。曲は私にとってあまりなじみの無い曲ばかりだが、聴いていてどこか心が和む。バックは3管とギターが入ったジャズ・コンボで、ピアノにはハンク・ジョーンズが参加している。歌と演奏と半々で聴く。

 

 

 

 

2004/5/16

Judy Holliday TROUBLE IS A MAN

 

COLUMBIA CL1153

 

 

 

 

 

 

 

cover

ジャケット中央には右手にタバコを挟んだまま腕組みをしたジュディ・ホリデイがいる。少しうつむきかげんの憂いを持った表情だ。両サイドにそれぞれ4つの表情が配されているがどれも微笑みはなく、どこか物思いに耽っているかのように見える。彼女の歌声を聴く。清楚で美しい声だが深く沈み込むような響きだ。ついつい魅せられて最後まで聴いてしまうが何故か印象に残る歌が無い。あまり馴染みの曲がないせいだろうか。ただタイトル曲を含めどの曲もあまり明るい感じの曲名ではなさそうだ。1921年生まれで没年は1965年、「ボーン・イエスタデイ」で1950年にアカデミー主演女優賞を受賞とのこと。

 

 

 

 

2004/4/6

Sue Raney sings the music of Johnny Mandel
sith Bob Florence Trio

 

DISCOVERY DS-875

 

 

 

 

 

 

 

スー・レイニーは最初に買った1枚はその時聴いただけであとはずっと棚の中で眠っている。本レコードは彼女のものとしては2枚目、勿論、中古での入手である。ジョニー・マンデルの特集というのとバックにピアノ・トリオがいるので買ったのだが、盤の状態が悪く表と裏で1っ箇所ずつ針飛びを起こして先へ進まない。小さなブラシでヘッドシェルをそっと強く押さえて無理やり先へ進める。いつもそんなことをしているわけにはいかないから、PCで録音・編集してCDに落として聴いているのが現状だ。曲はさすがジョニー・マンデルだけあって聴きやすいのだが、彼女が随所で見せる連続的にせり上がるような歌い方にどうも馴染めなかった。何回か聴くうちにあまり気にならなくなり、それを無視すれば歌い方もなかなか上手く、さっぱりとした感じで好いなと思うようになってきた。A面の最後”UNLESS IT'S YOU”、B面2曲目の”YOU ARE THERE”がしっとりとして良い感じだ。ジャケットは、青いバックに彼女が軽く微笑み、ブロンドの髪にはバックライトが当たって輝いている。綺麗なジャケットだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004/4/1

 

Diahann Carroll FUN LIFE

 

 

WARNER-PIONEER P-7730
 (ATLANTIC 8408)

 

 

 

 

 

 

 

cover

某氏の推薦版ということで買ったレコードであるが、ジャケットはダイアン・キャロルがいかにもミュージカル風の服装で片足を樽に乗せているポーズである。綺麗なことは確かなのだがさて中身はというと、うん、やはり予想通りのミュージカル風のアレンジだ。元来ミュージカルは苦手なので、最初に聴いたときはあまり馴染めなかった。もう一度聴くとまあ、聞き流す分にはいいかなとも思えてきた。声の質は黒人特有の太い声とは違いなかなか可愛らしい。あまり聴く機会のないスタンダード曲ばかりで、マレーネ・ディートリッヒの曲が2曲入っている。気分のいい時に半分ジャケットを楽しみながら聞くレコードかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004/3/5

 

Joni James AFTER HOURS

 

 

DIW-3010

 

 

 

 

 

 

 

cover

本LPはジョニ・ジェイムスとしては初めて買ったDIW復刻版である。「4月の思い出」や「時さえ忘れて」など、スタンダード曲が中心である。バックがジャズのコンボというのも嬉しくて、A面ではシェリー・マンも参加しており、彼のドラミングも十分楽しむことができる。ジョニ・ジェイムスの歌は、ストリングスをバックにしたスローな曲よりもスィンギーな曲が好い。(勿論「When I fall in love」のような素晴らしいバラード曲もあるのだが)B面3曲目「This Heart Of Mine」では最後に「ヤァー」と吼えるのだが、世界一チャーミングな吼え方に聞こえてしまう。彼女のジャケットには彼女自身の絵を描いた美しいものが多いのだが、本LPは写真を使っており若く引き締まった顔つきに見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004/2/7

 

鈴木重子

コンサート

 

 

秋川キララホール

 

 

 

 

 

 

 

cover

鈴木重子のヴォーカルはTVやCDでよく聴いてはいるが、生で聴くのは今回が初めてである。前奏が鳴り出すとともに登場した彼女は何となくおどおどした感じがした。1曲目は「愛のプレフュード(We've Only Just Begun)」、バックには渡辺かづき(piano)・諸岡 由美子(cello)・渡辺 亮(percussion)、ちょっと珍しいピアノ・トリオだ。1曲目が終わってトークが始まる。何となくたどたどしくて危ない雰囲気だ。もう少し大人の女性をイメージしていたのだが、内気な少女のように見えた。今度リリースされるCDに収録予定の曲や春にちなんだ曲を織り交ぜて、静かにコンサートは続く。「A Baby River」・「On the Road」・「かぜのみち」など、今日は何か流れるものをテーマにしているかのようだ。「COLOR OF THE WIND」、デスニーの映画の主題歌とのことだが、その映画中でネイティヴ・アメリカンの少女がヨーロッパ人に対して言った言葉を紹介してくれた。「あなたは風の色で絵を描けますか?それができなければ、たとえ世界中の土地を手に入れたとしてもそれはただの土に過ぎない」、なんと印象深い言葉だろう。今日1番の熱唱は「THE ROSE」、彼女の思い入れを強く感じた。残念ながらジャズのスタンダード曲はなかったが、アンコールでは大好きなジョン・レノンの「IMAGINE」を歌ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004/1/28

 

Dinah Shore

DINAH SINGS SOME BLUES
 WITH RED NORVO

 

 

tocj-5412
(Capitol)

 

 

 

 

 

 

 

cover

ダイナ・ショア(1917〜1994)は日本で「青いカナリヤ」を大ヒットをさせたポップス歌手として有名であるが、ご本人はその後その曲をすっかりを忘れてしまい、歌うことすらできなかったという。このレコードは昔横浜のさるジャズ喫茶(名前は忘れてしまったが)で初めて聴いたのだが、その美しい艶やかな歌声にすっかり魅せられてしまった。レッド・ノーヴォのヴァイヴをバックに軽くスイングしながら歌うブルースは疲れた身体を心地良い世界へ導いてくれる。敢えて好きな曲はと言えば10曲目の「IT'S ALL RIGHT WITH ME」、やはりコール・ポーターの曲が印象に残ってしまう。CDを聴いたあとLPを少し聴いてみたが、音の深みという点ではLPが勝っているように思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004/1/10

 

Ryoko Moriyama

GOLDEN HITS

 

 

PHILIPS 2OY-2

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の森山良子を見ていると「さとうきび畑」ばかり歌っているようだ。たまに「涙そうそう」を歌うこともあるようだが、彼女のレパートリーはこんなものではないはずだ。「この広い野原いっぱい」でデビュー後、ナッシュビルで録音したLPが実に素晴らしかった。何度も繰り返して聴いていてだいぶ盤も痛んできたので購入したのが本LPだ。ナッシュビルの中の好きな曲がすべて網羅されている訳ではないが、このLPで新しく知った素晴らしい曲もいっぱいあった。ナッシュビル録音ものではやはり「恋人」が好きだ。彼女の歌はスタンダードよりも彼女自身のオリジナルヒット曲の方がいい。このレコードの曲を作った作詞家・作曲家を見るのも懐かしい感じだ。作詞家では山上路夫がダントツだが、森田公一や安井かずみなども見られる。作曲家では村井邦彦が多いが、すぎやまこういち・小室等などの曲もある。B面2曲目の「遠い遠いあの野原」(松山猛・加藤和彦)も好きな一曲だ。「この広い野原いっぱい」と同様、低音域での歌い方に彼女のフォークの原点が再現されている。「素晴らしい時間」(山上路夫・戸倉俊一)は第2回東京音楽祭参加曲とのことだが、このLPで初めて聴いた。地味ではあるがなかなかドラマチックな歌い方で気に入っている。



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